☆☆☆☆ くらすわ美幌 第11話 ☆☆☆
それではさっそく第11話
第11話“少年時代”
私はですね、毎日楽しいわけですよ。
たとえば“お祭り”
どーーん!
どどーーん!
(世界一近くで花火を観ることができる“びほろ夏まつり”より 撮影:広報担当)
うーん。美幌の夏、日本の夏!
この時期、道東各地ではイベントがたくさん開催されています。
収穫祭、うまいもん市、産業まつり・・・美味しいものがお祭り状態。
高く青い空を見上げながら・・・
涼しくて気持ちよい風を浴びながら・・・
収穫を終えた広大な畑を眺めてのドライブ
素材だけで勝負できるおいしいもの達に出会う旅
胃袋と心、いろいろなものを満たしてくれます。
こちら北海道はお盆も終わり、小中学生の夏休みも終わりました。
私の地元関東では“お盆過ぎるとクラゲが出る”(海水浴はもうするなの意)と良く聞きますが、
こちら北海道では“お盆過ぎると夏も終わり”なんて表現を耳にすることがあります。
本州はこの時期、残暑というよりまだ真夏。10月でも夏かと思う暑い日がありますが
こちら美幌は涼しく、とても爽やか。
しあわせです
ですが一方でこの季節を名残惜しむような気持ちになっている自分に気付きます。
「夏を楽しまなきゃ」という気持ち、
それは今までの自分には無かったものです。
関東に居るときには早く涼しくなれと毎日思っていました。
四季がはっきりとわかり、それぞれの季節の良さがわかるこの地で暮らしているからこその感覚。
それはつまり“美幌のおかげ”です。
@@@@あとがき@@@
とある昼休み。
♪夏が過ぎ風あざみ 誰の憧れに彷徨う♪なんてセンチメンタルジャーニーな気持ちでいると、
目の前で右手に美幌名物の巨大な肉まん、左手に特大おにぎりを持ちながら
合間合間に器用にスーパーBIGなラーメンをすする彼がいる。
しかも時々うちわをブンブン振ってもいる・・・(ちなみにこちらではクーラーはあまり設置されていません)
・・・
食べ終えると満足したようだ。彼は部屋を出て行った。
私もそろそろ昼ご飯をとコンビニに・・・
・・・!!!
彼が店の前で嬉しそうにアイスを食べている!
・・・
私よりも美幌の夏を楽しんでいるのは彼かも知れません。
ではまたいつの日か。