ブックサード

子どもの成長にとって大切なものに“言葉の獲得”がありますが、本離れや活字離れの傾向が続くと、言葉の世界に入る機会が少なくなります。幼い頃から本に親しみ、読書の喜びや楽しみを知ることは、言葉の獲得に一役買うことでしょう。
“朝読書”や“１０分間読書”など、各学校において学年に応じた読書指導が行われ、家庭においては“家読“なる言葉が生まれるほど読書の大切さが謳われています。
図書館では“読書”が生活に根ざした日常の習慣となることを願い、小学校入学という節目に小学校１年生へ１冊の本を贈っています。贈った本が、家庭での読み聞かせは親子の心を通わせ、学校では子ども達共通の話題となり、読書への興味関心を向上させることを願っています。

平成２４年度贈呈式	平成２５年度贈呈式

平成２６年度贈呈式	平成２７年度贈呈式

平成２８年度贈呈式	平成２９年度贈呈式

平成３０年度贈呈式

平成３１年度

（令和元年度）贈呈式

令和２年度贈呈式	令和３年度贈呈式

ブックサード事業の取り組み

◎目的

小学校入学という節目に、１年生に児童書（絵本）を贈呈することにより、本に関心を持ち豊かな心と好ましい読書習慣の形成を図るとともに、親子が読書について語り合えるきっかけづくりを行う。

◎事業の概要

・新１年生を対象に各学校で贈呈式を行い、図書館職員から児童に絵本等を手渡す。
・成長期に応じた絵本の紹介、よみきかせ資料の配付等に努め、事業の各家庭への浸透を図る。
・図書館内に「ブック３（サード）コーナー」を設置し、児童の絵本の整備、成長期に応じた図書の紹介を行う。

◎ブックサード・パックの内容

　①本１冊　②としょかんガイド（子ども向け図書館利用のしおり）　③どんどんよもう１ねんせいのためのおすすめのほん
　④ほんだな（読書記録帳）　⑤子どもに読書の楽しさ伝えましょう（保護者向け資料）

◎ブックスタート用絵本・アドバイス集の購入方法

絵本については、図書館職員が選定後、地元書店から購入。

◎美幌町ブックスタート実施の流れ概要

【実施準備】配布絵本などの準備・確認
【実　　施】図書館職員によるブックサードパック手渡し
　　　　　　[おはなしのへや]第１・３・５木曜日　１５：００〜１５：３０　幼児・児童への読み聞かせを実施
　　　　　　[ブックサードコーナーの開設]選定図書の他、おすすめのほんとして紹介している本をコーナーに設置

◎ブックサード・パック

ブックサード配布本	『だいじょうぶかないちねんせい』　　くすのき　しげのり／作　　うめだ　ちづる／絵　　ひかりのくに
としょかんガイド	美幌町図書館の使い方
どんどんよもう　１ねんせいのためのおすすめの本	１年生向けのおすすめの本を紹介
ほんだな	読書記録帳
子どもに読書の楽しさ伝えましょう	保護者向け資料

平成２４年度からの配布絵本の紹介
□２４年度　　　　　　　「しゅくだい」　　　　　　　　宗正美子／原案　いもとようこ／文・絵　　　　　　　岩崎書店
□２５年度　　　　　　　「おこだでませんように」　　　くすのきしげのり／文　　　　　　　　　　　　　　　小学館
□２６年度　　　　　　　「ともだちや」　　　　　　　　内田麟太郎／作　降矢なな／絵　　　　　　　　　　　偕成社
□２７年度　　　　　　　「ぼくがおおきくなったら」　　くすのきしげのり／文　いもとようこ／絵　　　　　　佼成出版社
□２８年度　　　　　　　「ぼくはぼくのほんがすき」　　アニタ・ジェラーム／作・絵　　　　　　　　　　　　評論社

□２９年度　　　　　　　「りんごかもしれない」　　　　ヨシタケシンスケ／作・絵　　　　　　　　　　　　　ブロンズ新社

□３０年度　　　　　　　「６さいのきみへ」　　　　　　佐々木正美／文　佐竹美保／絵　　　　　　　　　　　小学館

□３１年度・令和元年度　「ぼくだけのこと」　　　　　　森　絵都／さく　スギヤマカナヨ／え　　　　　　　　偕成社

□令和２年度　　　　　　「みんな生きている」　　　　　中川　ひろたか／ぶん　きくち　ちき／え　　　　　　小学館

□令和３年度　　　　　　「ぼくとがっこう」　　　　　　谷川　俊太郎／ぶん　はた　こうしろう／え　　　　　アリス館