外来種のなにが問題なの?

アカゲライラスト

○外来種とは?

 ここでは、人間によって本来の生息地から別の場所に持ち込まれ、そこに住み着いた生き物と定義します。ですから、外国→日本の移動だけでなく、国内間(例えば、本州→北海道)の場合も外来種になります。

○何が問題なの?

1)その土地にもともと暮らしていた生き物達と争いが生まれることがあります。

その1(捕食):アライグマはエゾサンショウウオやニホンザリガニなども食べます。突如として出現した捕食者への対処法を持っていない生き物も多くいるはずです。

その2(競合):同じような体の大きさ・餌・住みか・暮らしを持つ、その土地の生き物と餌や住み家をめぐっての争いが起きることがあります。例えば、アライグマが増えた土地ではキツネやタヌキが姿を消します。

2)その土地の生き物に、移入種が持っている病気がうつることがあります。

その病気への抵抗力を持っていない場合、被害が大きくなります。

3)その土地の生き物と交雑し、雑種が生まれることがあります。

本州では、ニホンザルとタイワンザルの雑種で、尾の長さが中途半端なサルが生まれています。北海道でも、エゾシマリスとペット由来の(逃げたり、放されたりした)チョウセンシマリスとの間に雑種が生まれる可能性があります。長い歴史と時間をかけてうまれてきた、その土地ならではの特性を持つ「ニホンザル」「エゾシマリス」が人間が持ち込んだ動物によって、崩されてもいいのでしょうか?

4)植生を変えてしまうこともあります。

小笠原諸島などでは、ノヤギによって深刻な植生の破壊が起きました。

5)外来種が、人間にうつる病気を持っている場合や、農作物を荒らす場合があります。

アライグマの場合、大きな農業畜産被害が出ています。また、アライグマ回虫症や狂犬病の媒介になる可能性があります。

<それでは、1)~4)の何が問題で、何がいけないことなのでしょう?>(次に進む)

<外来種について考えようへ戻る> 6  ・  <ホームへ戻る> 0