アライグマ

○ 美幌にもいるの?

 2001年以降、栄森、美富自然公園、報徳で見つかっています。秋から冬にかけての目撃情報は、栄森で多いです。5~6月の目撃情報は、いずれも水辺の近くでした。

○ どうして北海道にやってきたの?

 アニメ番組の影響で、その愛らしい姿がペットとして人気になりました。しかし子どものころかわいかったアライグマは、おとなになるにつれ、野生化していきます。

 気性が荒くなったり、突然機嫌が悪くなったり、モノを壊したり、かみついたり、暴れたり・・・そのため、持てあまし、捨ててしまう飼い主もでるようになりました。

 また、アライグマは手先が器用なので、オリをあけて逃げてしまうものも出ました。

  • 雑食性
  • 環境への適応能力が高い
  • 日本では天敵がほとんどいない
  • 繁殖力が高い

などの特性を持っていたため、逃げ出だしたり捨てられたりしたアライグマは、北海道で増えていったのです。

捨てられるアライグマ

○ 野生化したアライグマには、どんな問題があるの?

~ 北海道の自然には ~

  • フクロウなどの寝ぐらをのっとる
  • 鳥の卵や、さまざまな小動物を食べる
  • アライグマが増えたところからは、キツネやタヌキがいなくなった

など、北海道の生き物たちに大きな被害を与えるようになりました。

~ 農水畜産業では ~

  • 牛舎のなかで冬を越し、牧草ロールや配合飼料を荒らす
  • メロンやスイカ、トウキビなど農作物を荒らす
  • 養魚場の魚をとる

など、被害額も大きくなりました。

~ 病気や寄生虫を持ちこむ可能性も ~

  • 北米では、狂犬病の媒介者として警戒されています。また、アライグマ回虫症の媒介者でもあります。
在来種へのアライグマの被害
農業へのアライグマ被害

○ アライグマ対策

北海道では、アライグマによる農業等被害の防止、健康被害の防止、生物多様性の保全を目的とし、アライグマの野生からの排除を最終目標としたアライグマ対策を行っています。

アライグマは繁殖力が高いので、増えてしまってからでは対策に非常に経費と労力がかかります。そのため、美幌町のようにまだ目撃例が少なく、被害が明らかになっていない時点で対策を行うことが重要です。

○これ以上、第2、第3のアライグマをつくらないために

アライグマ対策で捕獲された個体は安楽死されます。
それを知ると、「かわいそう」という声もあがります。

あなたはどうですか・・・
捕獲されたアライグマを、かわいそうだと思いますか?

アライグマに食べられた北海道の生き物たちを、かわいそうだと思いますか?

農作物をアライグマに荒らされた農家のかたを、気の毒だと思いますか?

もともと動物が好きなのに、北海道の自然や農業を守るためにアライグマを駆除する立場になった人たちの気持ちを想像できますか?

でも、忘れないでください。
全ての原因をつくったのは、人間です。
無責任な多くの人間たちなのです。

もしも、かわいそうとか気の毒だとか、気持ちがわかるとか、お思いならば、どうかあなたがペットを飼った場合は、最後、死ぬまで愛情と責任を持って飼育してください。

これ以上、第2・第3のアライグマをつくらないためのお願いです。

○ 企画展「実は身近な外来種」展示内容

セイヨウオオマルハナバチ北海道のカブトムシ飼育のルール放流について

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