上手な医療機関のかかり方・STOPコンビニ受診
<上手な医療機関のかかり方>
上手な医療機関のかかり方を心がけることは、皆さん自身にとってメリットがあるばかりでなく、地域の医療を守り、支えることにもつながります。
自分と大切な家族の命を守るために、今できることから始めましょう。
▼ 日ごろの健康管理に気をつけましょう
日本人の死亡の原因の3分の2、がんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病によるものです。
生活習慣病、喫煙や運動不足、偏った食事など、健康に良くない生活習慣の積み重ねが原因と言われています。
・定期的に健康診断を受け、日ごろからの健康管理に努めましょう。
・食事の改善や適度な運動を心がけ、規則正しい生活習慣を身につけましょう。
▼ かかりつけ医を持ちましょう
かかりつけ医は、日常的な診療や健康管理のアドバイスをしてくれる地域の身近なお医者さんです。
かかりつけ医は大病院に比べて待ち時間が短く、人間ドックや検診で異常を指摘されたときなど、わざわざ遠くの大病院に行くのでなく、まずは、地域のかかりつけ医を受診しましょう。
いつでも気軽に相談できるかかりつけ医を持つと、とても安心です。
かかりつけ医が特別な検査・治療等を必要と判断した場合は、高度な医療機器や施設を備えた病院を紹介いたします。
紹介先の病院で治療や検査が行われた後、症状が安定し地元で入院や通院が可能になれば、再びかかりつけ医が診療にあたります。
地域で医療機関同士の連携により、それぞれの役割を分担しています。
▼ できるだけ診療時間内に受診しましょう
緊急性がないときに、夜間や休日に安易に利用すると、本当に入院や救命が必要な重症患者の治療に支障が出る恐れがあります。
救急病院に駆け込む前に、電話相談や休日当番医などを上手に利用しましょう。
夜間などで、判断に困る場合は、夜間救急病院に電話で確認するのも一つの方法です。
診療時間内に受診することは、専門医による診断や検査が受けられるメリットがあるほか、医師の負担を減らし地域医療を支えることにもつながります。
本当に必要な人が、必要なときに受診できるよう、コンビニ感覚での夜間・休日の受診控え、できるだけ診療時間内に受診しましょう。