美幌町|中途採用職員インタビュー

2023年11月1日

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 大阪の大手メーカーのシステム子会社でシステムエンジニアとして働いていました。顧客の職場に常駐してシステム運用や開発を行うのが主な業務で、夜遅くの勤務や緊急対応もある職場でした。 

 

 

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 私は地元美幌を離れて働き、結婚し、そして子供も生まれました。しかし、夫婦どちらの地元でもない土地で子育てをすることは実はとても大変でした。これには、きっと同じことを感じている方も多いでしょう。「仕事が見つかれば、自分か配偶者の地元で働くのもいいな」という思いもあったのです。

 そんな思いを抱きつつ、前職の会社で大きな改革が始まりました。それと同時に、地元美幌町役場からの中途採用募集のお知らせを知りました。これら二つの要素が重なったことが、私が新たな道へ踏み出すきっかけとなりました。 

 

 

  

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 私の業務は役場全体のシステムを滞りなく稼働させ続けることから始まります。これには、法改正に伴うシステムの対応や、国から指示された新たな事務に対応するための業務も含まれます。また、時には現場へ足を運び、職員のパソコンのトラブル対応も行います。これらの業務は大小さまざまですが、すべてが役場の仕事を止めないための大切な職務です。 公務員と民間企業の仕事の進め方には違いがありますが、前職で得た知識や経験がこれらの業務でも活かせていると感じています。

 

 

 

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 前職では自分の手がける領域から顧客に直接届く製品やサービスとの接点がありませんでしたが、今の役場職員の仕事には、一番の魅力があります―それは、お客様の顔が見えることです。

 日々の業務を通じて、直接市民の方々や役場職員からフィードバックを得られ、それに対して対応できる。そのやり取りを通じて、自身の経験や知識が町のサービス向上に繋がることを感じられるのです。それは前職では得られなかった、新たなやりがいと人間関係を生むと感じています。

 例えば、これまでの経験を活かして役場のシステムを導入・改善したことにより、仕事の効率化が実現しました。その結果、多くの人々が感じる生活の改善に少しでも貢献できた事に大きな充実感を感じています。 中途採用という道から役場職員に転身した私の経験が、皆様のキャリア選択の参考になれば幸いです。公務員という選択肢の中にも、一人ひとりの経験が活きる場があることをご理解いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

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 学生時代、吹奏楽部に所属しており、音楽や楽器が好きだったので管楽器修理技術者の資格をとり、札幌市の管楽器専門店に入社し、営業職として働いていました。地域の学校に音楽教材の販売や吹奏楽部のサポートを行うのが主な業務で、吹奏楽コンクールの全国大会に同行させていただく機会もありました。地域に密着した仕事であり、担当した学校の生徒や保護者、先生など様々な方と関わることができたので、自分自身、成長できた仕事だったと感じています。

 

 

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 地元が美幌ということもありますが、現状の自分自身のスキルがどの程度のものなのか、全く違う業種でも通用するのか試してみたかったという思いが強かったかもしれません。前職も地域に密着した仕事だったので、より広い分野で地域に密着した全く違う業種をと考え始めた時に、美幌町役場で中途採用募集のお知らせを知りました。それまでは「地方公務員」という選択肢を考えたことはなかったのですが、私の中で直感的に「これだ!」と思い、美幌町役場を志望しました。

 

 

 

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 現在は「総務部政策課政策統計グループ」で役場内の政策に関する企画立案や総合調整、人口減少対策、空き家対策、ふるさと納税、統計調査など幅広い分野に携わっています。直近では、令和5年4月1日にオープンしたテレワーク機能を備えた移住相談拠点施設「WorkingSpace KITEN」の開設に主担当として携わり、現在も施設利用を通じた地域コミュティの活性化や関係人口の創出・移住人口の増加に向け、運営事業者と連携して業務を行っています。私の業務を大きく分けると「組織内の調整業務」と「民間事業者との連携業務」となりますが、全ての業務が「人と人との関係で成り立っている」ので、ここは民間企業にいたときと変わらない点ですし、前職の営業職という経験が活きているようにも感じます。

 

 

 

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 前職は音楽活動をする方にとって必須である楽器の販売・修理をメインとした業種だったので、お客様から感謝の言葉をいただく機会も多かったですし、自身の成果が「売上高」として出たのでわかりやすかったと思います。役場職員もお客様から感謝の言葉をいただく機会は多くありますが、営業職だった私は「売上高」という物差しがなくなり、どこに仕事の価値を見出していくか、その難しさを感じた直面もありました。しかし、自分の携わっている業務が今すぐに成果が出なくとも将来的に多くの人々の生活に直結していると感じることができたときに大きなやりがいと責任を感じました。自分たちが住んでいる町をより良くしていくために考え、実行できることは地方公務員ならではの魅力だと思います。

 この記事を見ていただいている方は、少なからず「地方公務員」という業種に関心のある方だと思います。全く違う職種からでもその経験が活き、新たなまちづくりのきっかけになる場面が出てくると思いますので、私の経験が「地方公務員」という選択の後押しになれば幸いです。

 

 

 

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