帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部を助成します

2024年6月7日

帯状疱疹とは

 水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。水疱が見られる2~3日前からかゆみや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱が増え発熱、頭痛といった症状が見られることもあります。通常は2~4週間で皮膚症状がおさまります。子どもの頃に水痘(水ぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏し、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。

 また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスにたいしては、成人の9割以上が抗体を持っていることから、既にほとんどの人が感染していると考えられ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあります。

 

予防と治療

 予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方は、ワクチン接種をすることで、発症予防、重症化予防や帯状疱疹後神経痛の予防が期待できるとされています。

 治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期に治療を開始すると効果的といわれていますので、かゆみや痛みの後に水疱が出現した時は、できるだけ早く受診しましょう。

 

帯状疱疹ワクチンについて

 生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。

 効果や副反応に違いがありますので下表を参考にしてください。かかりつけ医がある方はかかりつけ医にご相談ください。

  
ワクチンの種類

生ワクチン(水痘ワクチン)

不活化ワクチン(帯状疱疹ワクチン)

接種回数 1回

2回

(2回目は1回目の2か月後から6か月以内)

接種方法 皮下注射 筋肉注射
発症予防効果 50~60% 90%以上
持続期間 概ね5年程度 9年以上
副反応 注射部位の赤みや腫れなど

注射部位の痛み、腫れ、赤み、発熱、頭痛など

生ワクチンと比べ発現率は高い 

接種が受けられない方 

 妊婦や化学療法、ステロイド剤等

免疫を抑える治療をしている方

 

 

助成対象者

美幌町に住民登録があり、接種日において50歳以上で町の助成を一度も受けたことがない方。

 

助成回数

 「生ワクチン」1回、または「不活化ワクチン」2回分の、どちらかのみとなります。

 

助成費用と助成後の自己負担額

 【50歳以上64歳以下】

 助成額1回あたりの自己負担額
生ワクチン     1,750円

 5,250円

不活化ワクチン     5,000円

      15,000円

 

 

  【65歳以上】

 助成額1回あたりの自己負担額
生ワクチン   3,500円

 3,500円

不活化ワクチン    10,000円

      10,000円

 

 

令和6年度の助成期間

  令和6年4月1日から令和7年3月31日

助成を受ける方法

 ①役場健康推進グループ(窓口6番)へお越しいただくか、お電話でお申し込みください。

  お申し込み後、「美幌町任意予防接種助成金申請書(以下「助成金申請書」)をお受け取りください。

 ②「助成金申請書」へ必要事項を記載し町内接種医療機関へ提出することで、上記の自己負担で接種を受けることができます。

 

帯状疱疹ワクチンを接種できる医療機関

※すべての医療機関が事前の予約が必要です。

医療機関名電話番号
こばやし内科クリニック 0152-73-3356
田中医院 0152-73-2913
美幌皮膚科 0152-73-4112
美幌療育病院 0152-73-3145
町立国民健康保険病院

0152-73-4111

 

その他

 長期入院や施設入所等、やむを得ない理由により町内医療機関で接種ができない場合は、接種を受ける前に健康推進グループ(77-6544/77-6545)へご相談ください。

 

  帯状疱疹ワクチン予防接種費用一部助成ちらし(960KB)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 
 
 

 

 

お問い合わせ

保健福祉課
健康推進グループ
電話:0152-77-6545
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