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森林認証制度
森林認証制度とは?
適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付けることによって、持続可能な森林の利用と保護を図ろうとする制度です。環境ラべリング制度の一つであり、独立した第三者機関が評価・認証するものです。木材産出地域の森林管理を評価する制度であることから木材認証制度とも呼ばれています。
1993年に林業者・木材引取業者・先住民団体・自然保護団体などが集まり設立された国際NGO「FSC(R)(森林管理協議会)」によって提案されたものです。 FSC-C023684
美幌町産森林認証材の使用
美幌町内で生産された木材(森林認証材)について、様々な用途・製品に使用されています。
コースター
松下工芸
証書ホルダー
(有) 山上木工アルミ工業
ベンチ
(有) 山上木工アルミ工業
フォトスタンド
松下工芸
美幌町産認証材を使用したオフィスビルの一例
札幌市 株式会社 プリプレス・センター
札幌市に本社ビルを持つ(株)プリプレス・センタービルでは、コンクリートの冷たい感覚を、美幌町の森林認証材を使用して、木材により暖かい感覚へと変化させた一例です。
ビル入り口に木材を使用するとともに、人が歩く動線には森林認証材をふんだんに使用しており、オフィス内にもテーブル・棚等に美幌町産材(森林認証材)が使用されています。
入口
各フロアー案内板
1F フリースペース
室内廊下
大会議室
2F フリースペース
ワーキングデスク
室内廊下
美幌町産認証木材で建築された住宅に対する補助事業
環境に配慮し適切に管理された美幌町の森林から生産された木材を使用する住宅を建築した場合に、建築主にその費用の一部を補助する「美幌町産材活用促進事業」を平成19年度からスタートし、現在まで町内の住環境整備にも取り組んでいます。
美幌町産材住宅の一例(建築中~完成まで)
建築中(外観)
建築中(内部)
完成(外観)
完成(内部)
美幌町産材活用促進事業実績
平成19年度 | 3棟 |
---|---|
平成20年度 | 14棟 |
平成21年度 | 11棟 |
平成22年度 | 16棟 |
平成23年度 | 13棟 |
平成24年度 | 22棟 |
平成25年度 | 24棟 |
平成26年度 | 14棟 |
平成27年度 | 17棟 |
平成28年度 | 10棟 |
平成29年度 | 7棟 |
平成30年度 | 8棟 |
令和元年度 | 8棟 |
令和2年度 | 5棟 |
令和3年度 | 7棟 |
令和4年度 | 5棟 |
カーボン・オフセットの取組み
森林の二酸化炭素吸収量機能を活用して、地域の活性化を図るため、美幌町、足寄町、滝上町、下川町の4町で平成20年7月7日、森林バイオマス吸収量活用推進協議会(会長 下川町長 安斎 保)を設立し、平成23年10月1日より法定協議会として活動をしています。
北海道の森林づくりに対して、ご理解とご支援をいただける企業・団体との間で「森林づくりパートナーズ協定」を締結し、協働で森林づくりを進めることや国が創設したオフセット・クレジット(J-VER)制度に基づくカーボンオフセットの取り組みを行っています。
※カーボンオフセットとは…人間の生活や経済活動などを通して排出された二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などに投資することによって、排出した分を相殺(オフセット)し、発生してしまったCO2の量を何らかの方法で相殺し、二酸化炭素の排出を実質ゼロにするということであり、カーボンニュートラルの、何かを生産したり、活動を行った際に排出されるCO2と吸収されるCO2が同じ量であるという概念と似ています。
オフセット・クレジット(J-VER)制度
国(環境省)が創設した国内における温室効果ガス排出削減・吸収量をクレジットとして認証する制度であり、適正な手続を守って得られた自主的な温室効果ガス排出削減・吸収量に対してJ-VERが発行され、所定の登録簿上で一元的に管理されます。登録簿に発行されたJ-VERは市場で自由に取引することができ、企業や個人、自治体などによるカーボンオフセットの取組みで活用されます。
森林づくりパートナーズ協定企業・団体
- 有限責任中間法人more trees(代表坂本龍一氏)
- 株式会社JCB(代理人株式会社エコノス)
- 株式会社伊豆倉組
- 日本プロ野球機構(社団法人日本野球機構)
- 中道リース(株)
- サッポロビール(株)
- 網走信用金庫
★森林づくりに積極的に関わることにより、森林や環境の大切さの理解が深まり、結果として持続可能な森林経営を支援し、「美幌町の未来の森林づくり」に繋がります。
森林認証(FM)審査結果
森林認証(FM)審査結果等について、下記のとおりお知らせします。