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美幌博物館特別展「蛍が舞う風景」では、毎月、浮世絵作品(3枚連続作品)の一部を展示更新しています。
今回新しく展示しましたのは「蛍(ほたる)狩(が)り」(復刻)です。喜田川歌麿(きたがわうたまろ)が1796~1797年(寛正8~9年)頃に描いた3枚連続の木版画です。江戸時代には、夏の夜の風流な遊びとして蛍狩りが流行しました。団扇(うちわ)や竹ぼうきで、蛍を追いかけながら楽しんでいました。
蛍を捕まえて持ち帰るのに、蛍かごが使われました・蛍かごには、夜行性の蛍を思いやってか、あるいは蛍の光をよく見えるようにするためか、黒い布地が貼(は)られています。