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美幌博物館特別展「蛍が舞う風景」では、毎月、浮世絵作品(3枚連続作品)の一部を展示更新しています。今回が、特別展期間中での最後の更新となります。
今回新しく展示しましたのは「隅田川納涼(すみだがわのうりょう)」(復刻)です。喜多川歌麿(きたがわ うたまろ)が19世紀頃に描いたとされる3枚連続の木版画です。
江戸時代、江戸の町に住む人々の夏の楽しみといえば、川沿いの花火見物や蛍狩りなどがあげられます。思い思いの浴衣で、夕涼みを兼ねて出かけたのでしょう。
蛍狩りにでも行くのでしょうか。中央に描かれた子供が、蛍かごを手にしています。