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火災予防及び火災時の対応について
〇 火災予防について
事業所の皆様におかれましては、火災の発生を防止するとともに、火災が発生した場合にはその被害を最小限に止めるため、防火管理者を中心に、防火対策を徹底されていることと思います。火災発生原因は、多種多様であり、その中でも電気火災は、全国的にも増加傾向で、電線の短絡(ショート)・トラッキング現象・漏電と多岐に渡ります。近年ではリチウムイオン電池を搭載した製品から出火する火災も多く発生しています。使用する際には下記の点に留意してください。
⑴ 電源コード等の劣化・損傷の有無の定期的な点検を実施してください。
⑵ 電源プラグ及びその差込口(コンセント・テーブルタップ)の周辺に、ほこりが溜まらないように定期的に清掃してください。
⑶ 電源コードやコンセント・テーブルタップの容量の上限を超えないように電子機器等を使用してください。
⑷ リチウムイオン電池を搭載した機器について、メーカー指定の充電器の使用、落下などの衝撃防止、異常発熱などがみられた場合の使用停止等に留意してください。
〇 火災時の対応
火災が発生した場合に迅速・的確に対応できるよう、休日や夜間を含め応急体制を確保するとともに、職員等に対して必要な教育・訓練を実施してください。詳細にあっては下記の点に留意してください。
⑴ 消火器や屋内消火栓設備等の設置位置を実際に確認するとともに、これらを用いて初期消火の具体的な要領を確認してください。また、防火戸や防火シャッターについても、設置位置の確認や、作動状況の確認を行ってください。
⑵ 消防機関へ通報する際の窓口や連絡経路を確認するとともに、消防機関とのやりとりを取り入れた通報訓練を実施してください。
⑶ 休日や夜間を想定した初期消火、通報等の訓練を実施してください。