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帝国製麻株式会社美幌亜麻工場は、三橋町一帯の約八万坪を敷地とし、工場や倉庫、社宅など64棟もの建物を有する大規模なものでした。1920(大正9)年に操業を開始して以降、長年にわたり美幌町の農業と工業を支えました。衣服やテント、ロープなどの原料となる亜麻は、農家にとって貴重な現金収入源となり、1945(昭和20)年には実に600haもの畑で作付けされました。
しかし、戦後の食糧増産に伴って亜麻の作付面積の減少していき、原料の確保が難しくなっていきました。さらに、安価な化学繊維の台頭による需要の減少も影響して、1962(昭和37)年に工場は閉鎖を余儀なくされました。
