
キーワード:小中「6-3制」 , 相互乗り入れ指導 , 合同授業 , 施設一体型 , 施設規模 , 整備候補地
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美幌町義務教育学校整備基本方針を策定しました
本町では、小中一貫教育の推進にあたって、令和13年度の施設一体型の義務教育学校開校を目指し準備を進めておりますが、この度、義務教育学校の整備場所をはじめとする「目指す学校像」の指針を示した「美幌町義務教育学校整備基本方針」を策定いたしました。
本方針及び令和6年7月に策定しました「美幌町小中一貫教育推進ビジョン」(目指す子供像)に基づき、令和7年度には基本構想を策定する予定です。
美幌町義務教育学校整備基本方針 [PDFファイル/12.06MB]
義務教育学校整備基本方針の概要
小中一貫教育推進の背景

- 中1ギャップ
- いじめ認知件数増加
- 不登校児童生徒の増加
- 特別支援学級の児童生徒の増加
- クラス替えがなくなる
- 行事等における集団形成が難しくなる
などのさまざまな課題に対応するため、継続的・系統的な学習指導・生活指導が求められています。
また、少子化による児童生徒数の減少傾向のなかで、これまで同様の教育活動を行っていくためには、学校の適正配置が重要な課題となっています。
こうした課題を解決するため、美幌町では、小中学校9年間を見通した切れ目のない教育の推進と持続可能な教育環境を確保するため、「施設一体型の義務教育学校1校による小中一貫教育の導入」が必要と判断しました。

義務教育学校にすることで、
- 小中一貫校でとられている「6-3制」に縛られることなく、9年間の課程を柔軟に一体化できる
- 一人の校長のもと、一つの教職員組織が置かれることで、目的の共有が容易になる
- 学校の教育目標が一つとなり、その具体化に向けた実践が、9年間を見通した発達段階を考慮して行われる
- 教科・領域の特性や系統性を考慮した教育課程が編成され、教員相互に9年間で育てるという意識が生まれる
- 子供たちの学習スタイルや学校生活様式の変化で、段差が軽減される
などのメリットが考えられます。
児童生徒への期待される効果として
- 相互乗り入れ指導、合同授業や合同行事等を通して、異学年の児童生徒同士の関わりが深まり、豊かな人間性や社会性が育ち、自己肯定感や自己有用感が育まれること
- 上学年が下学年に成長モデルを示すことで、上級生としての自覚が芽生え、下学年は上学年に対して憧れの気持ち、相互に思いやりの気持ちが生まれること
- 9年間を見通した指導を行うことで、小・中学校間の指導内容や指導方法に関する理解が深まり、児童生徒のより一層の学力定着
が期待できます。
美幌町の義務教育学校は施設一体型での開校を目指します。

施設一体型の義務教育学校は、施設分離型や施設隣接型と比べ、
- 小中教員相互の乗り入れ指導を効率的に行うことができるため、子供たちは多くの教員から学ぶ機会が増加する。
- 小中学生が同一校舎で学校生活を送ることで、子供同士が接する場面も格段に増えるため、1年生から9年生までの縦割り活動や、運動会や学校祭等の行事を小中の枠を超えて実施できる環境下で、上級性には下級生を思いやる心が育ち、下級生は上級生を尊敬の眼差しで見るなど、互いを尊重する態度の育成が期待できる。
- 小中の垣根を超えた教職員の校内組織(生徒指導部等)が機能することで、児童生徒の課題が学校全体のものとなり、共感的な理解も進むため、不登校の減少などが期待できる。
- 子供の自己肯定感を高める指導や発達段階に見合った指導を組織的に行うことができ、小4の壁や中1ギャップなど成長期の子供が抱える独自課題の解消も期待できる。
などのメリットがあります。

- 教室数…令和6年度の実績を基に令和12年度に必要となる普通教室数及び特別支援教室数を推計し、普通教室27クラス、特別支援教室20クラスが必要。
- 特別教室…利便性や利用率の低い特別教室については共用する等の合理化を考慮するとともに、防災避難所としての役割も担うための工夫が必要。
- 屋内運動施設(アリーナ)…効率よく体育の授業を受けられるようメインアリーナ・サブアリーナの2施設を設置。授業のほか部活動、学校開放事業など広く活用できる運動施設とする。
- 屋外施設(グラウンド等)…授業用の陸上トラック、野球(ソフトボール)場、サッカー場を確保する。運動会や体育大会等も十分に実施できるようなスペースを確保。プール・スケートリンクは町内既存施設の活用を検討。
- スクールバス…スクールバスや部活動の送迎バスなどが安全に駐停車及び転回する事が可能なスペースを確保。
- 職員・来客用駐車場…来客用も含めた職員駐車場を整備。駐輪場も十分なスペースを確保。
- 部活動…野球場、陸上競技場等のスポーツ施設や学校再編後のグラウンド、体育館などの活用を検討しながら地域移行を進める。練習場所への移動手段等も検討。
- 学校給食センター…現施設の経年劣化を鑑みて、開校後に敷地内への移転を前提に検討。
- 学童保育…授業終了後の小学生に適切な遊びや生活の場など、安心して過ごせる場を提供し、児童の健全な育成を図るため、学童保育施設を併設。
- 再編後の学校施設を含めた跡利用…再編による義務教育学校以外の学校施設及び敷地は、全国の活用事例等を参考にするほか、解体も視野に入れながら跡利用の方法を検討。
整備候補地の比較・検討の結果、美幌小学校敷地に増築・改修により整備することが適切と判断します。

美幌小学校敷地の利点
安全性
防災面(洪水等の水害)における安全性が高い。
《参考(洪水浸水想定区域/比較表から抜粋)》
美幌小 該当なし
東陽小 0.5~3.0m未満
旭小 0.5~5.0m未満
美幌中 0.5~5.0m未満
北中 3.0~5.0m未満
利便性
都市機能誘導区域(コンパクトなまちづくり計画)における中心拠点で、市街地のどの地区からも通学できる。
《参考》
コンパクトなまちづくり計画における、「居住誘導区域内」には美幌小・東陽小、「都市機能誘導区域内」には美幌小が該当
十分な面積
想定される施設規模である、40,000平方メートル程度を超える敷地面積がある。
《参考(敷地面積)》
美幌小 42,656平方メートル
東陽小 24,161平方メートル
旭小 32,631平方メートル
美幌中 53,984平方メートル
北中 30,648平方メートル
経済性
新たな土地の取得費用が発生せず、建設年度が比較的新しいため、既存校舎を最大限活用することでコストを抑えられる。
《参考(建設年度)》
美幌小 平成2年度
東陽小 昭和60年度
旭小 昭和56年度
美幌中 昭和52年度
北中 平成6年度
<外部リンク>
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