
キーワード:学校概要 , 4-3-2制の導入 , 整備の4つの柱 , 施設整備 , 建設予定地 , 概算事業費
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美幌町義務教育学校基本構想を策定しました
美幌町では、小中一貫教育の推進にあたって、令和13年度に施設一体型の義務教育学校の開校を目指し準備を進めています。令和6年度に策定した「美幌町小中一貫教育推進ビジョン」(目指す子供像)と「美幌町義務教育学校整備基本方針」(目指す学校像)を踏まえつつ、開校時の学校概要や教育課程編成の基本的な考え方、建設予定地や建設形態など新たな項目を整理し、令和7年度に設置した「美幌町義務教育学校開校検討委員会」において議論を重ね、美幌町が目指す小中一貫教育や義務教育学校の整備についての基本的な考え方を示した「美幌町義務教育学校基本構想」を策定いたしました。
・美幌町義務教育学校基本構想 [PDFファイル/1.2MB]

義務教育学校基本構想の概要

開校時(令和13年度)に想定される学校概要は、
- 町内小中学校5校(美幌小学校・東陽小学校・旭小学校・美幌中学校・北中学校)を再編した9年制の施設一体型義務教育学校
- 管理職は校長1名、副校長1名、教頭2名
- 児童生徒数は731名
- 教職員数は66名(支援員等は除く。副校長の配置は今後変更となる可能性あり)
- 学級編制は普通学級22学級、特別支援学級19学級

平成28年4月1日から始まった義務教育学校制度では、学年の区切りを自由に設定することができます。美幌町では、全国的にも実例の多い「4-3-2制」の区切りを次の理由により採用します。
- 小・中学校段階が融合した5~7年生による2ndステージを設けることで、「中1ギャップ」の緩和が期待できる
- 専門性の高い学びに入る5年生から一部教科担任制を導入することで、7年生からの教科担任制へのスムーズな移行が期待できる
- 子供の発達段階に応じて、学習・生活の基礎・習得のための4年間、学習・生活の活用・充実のための3年間、学習・生活の発展のための2年間の区切りで目標を設定することで、計画的な育成が期待できる
1stステージ(1~4年生)
- 義務教育の基盤となる部分の確実な習得を目指します。
- 1~2年生は『基礎期』と位置づけ、「公正・公平」「感謝」「粘り強さ」の育成を目標とします。また、学級担任による指導を基本としながらも、異学年交流や合同授業などを徐々に取り入れていきます。
- 3~4年生は『習得期』と位置づけ、「向上心」「コミュニケーション能力」「郷土愛」の育成を目標とします。また、基礎期と同様、学級担任による指導を基本としますが、専門性の高い学級担任同士による教科の分担を行うなど、授業形態を工夫することで、2ndステージへとスムーズに接続させるとともに、基礎的な学力も保障していきます。
2ndステージ(5~7年生)
- 1stステージを土台に活用する力の向上を目指します。
- 5~7年生は『活用・充実期』と位置づけ、「チャレンジ精神」「協働性」「夢実現」の育成を目標とします。また、学習内容の深化に伴う環境の変化を緩和するために50分授業や一部教科担任制を導入し、7年生からの教科担任制への移行をスムーズに進めます。
- 各教員の専門性を最大限に生かした学習指導を取り入れることで、前期課程から後期課程へと円滑に接続させるとともに、安定的な学力も保障していきます。
3rdステージ(8~9年生)
- 2ndステージを土台に個性や能力の伸長を目指します。
- 3rdステージは『発展期』と位置づけ、「主体性」「多様性」「ふるさとへの誇り」の育成を目標とします。3rdステージでは、少人数指導や習熟度別指導を効果的に取り入れ、学習に対する一人ひとりの主体的な取組を充実させていきます。
- 9年間のまとめを行い、自分の夢や人生を見据えた新たなステージへ進むための準備として自己理解やキャリア形成を深めていきます。

美幌町の義務教育学校は、児童生徒や教職員が、学年を超えての交流や連携が図れる空間を考慮するなど、義務教育学校としての特性を十分発揮できる施設とします。
子供ファーストで快適に学べる学校
- 9年間を見通した教育活動ができる施設環境を整えるため、学年の区切り(4-3-2)ごとにまとまりをつくり、児童生徒自身が、学年が上がるごとに成長が感じられる学校を目指します。
- 児童生徒一人ひとりの学習の状況に応じたきめ細かな指導を進めることができるようにするため、少人数学習、習熟度別学習など多目的に活用できる学校を目指します。
- 複数学年による学習等の活動や児童生徒の学習成果の発表など、多様な学習内容・学習形態による活動を可能とする空間に配慮した学校を目指します。
- 放課後学習や児童生徒が自習などの学習活動として利用できる学校を目指します。
- 「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業改善を進めていくため、児童生徒が主体的に調べ学習に取り組める学校を目指します。
- 学年や学年段階の区切りを越えて、年齢の異なる児童生徒が日常的に交流できる各室・空間や動線に配慮した学校を目指します。
- 多様な学習内容や学習形態等に対応するため、校内の各室・空間のどこでもICTの活用が可能なWi-Fiなどの通信環境を確保します。
- 教職員がより効果的・効率的な授業の準備や研修、様々な校務等を行うことや、前期・後期課程の教職員が連携して、教育内容の充実や学校運営の円滑化を図ることができる学校を目指します。
安全・安心な学校
- 地震災害、風水害、雪害等の自然災害に対して、十分な安全性を確保します。
- 児童生徒の発達段階や体格差を考慮し、廊下や階段、衛生設備など、施設全体にわたり利便性や安全性を備えた環境を確保します。
- 児童生徒の通学に関わり、スクールバスの乗降や待機、自転車、徒歩の安全性を確保します。
- 不審者対策、玄関等のセキュリティ対策など、機能的で効果のある設備環境を目指します。
地域に開かれ美幌の未来を拓く学校
- 災害時には地域の避難所として利用します。また、全ての児童生徒や地域の方が利用しやすいように、施設全体のユニバーサルデザインやバリアフリー化を目指します。
- PTA活動や学校運営協議会など、学校を支援する方たちが集うことのできる学校を目指します。
- 屋内・屋外運動施設など、学校開放事業等における地域住民の活動の場としての施設環境を目指します。
- 地域や各学校の歴史・伝統を引き継ぎ、ふるさと美幌に愛着の持つことのできる学校を目指します。
- 地域と学校が触れ合うことのできる憩いの空間を確保します。
環境への配慮や機能向上を目指す学校
- 空調設備や日照・採光・通風等に配慮し、快適性を確保します。
- 室の区画など、将来の教育活動の変化に対応できるよう、改修整備を行いやすい施設とするなど、長期間建物を有効に活用できる施設整備を目指します。
- 必要な機能を確保しつつコンパクトな施設とすることで、建設費や冷暖房に伴う光熱費などの縮減を目指します。
- 環境負荷の低減や脱炭素社会の実現に向け、施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの利用などについて調査・研究していきます。

- 普通教室…普通学級22学級、特別支援学級19学級の合計41学級のほか、言語通級指導室(ことばの教室)を6室設けます。
- 特別教室…理科室をはじめ合計21室を想定します。実験器具等を保管できる十分な広さの準備室を設けます。防災避難所としての役割も担うための配置を工夫します。学校図書館は子供たちの主体的な学びを支え、居場所として気軽に利用することができるよう十分な広さを確保します。そのほか、異学年交流のための多目的スペースや教職員コーナーの設置に配慮します。
- 管理系施設…校長室に隣接した職員室のスペースの確保のほか、保健室や会議室等の必要な環境整備を行います。
- 屋内運動施設…メインアリーナ・サブアリーナを整備します。授業のほか部活動、学校開放事業等の広く活用できる運動施設とします。
- 屋外施設…授業用の陸上トラック・100mレーン・ソフトボール場・サッカー場等のスペースを確保します。運動会や体育大会等が実施できるスペースを確保します。プールはB&G海洋センターを活用します。教材園のスペースを確保するほか、遊具の付近にはベンチを設置するなど、地域と交流できる憩いのスペースを確保します。
- スクールバス…スクールバスや部活動の送迎バスなどが安全に駐停車及び転回する事が可能なスペースを確保します。学校の集約化により、通学環境の変化が生じることから、スクールバス運行体制の見直しを行います。
- 駐車場・駐輪場…職員及び来客用の駐車場を整備します。駐輪場も十分なスペースを確保します。
- 学校給食センター…現施設の経年劣化を鑑みて、開校と併せて整備が可能かを検討します。
- 学童保育…授業終了後の小学生に適切な遊びや生活の場など、安心して過ごせる場を提供し、児童の健全な育成を図るため、学童保育施設を併設します。
建設予定地は、「美幌町義務教育学校整備基本方針」において各種計画との整合や各小中学校における利点や課題を検証の上、次の理由により「現美幌小学校敷地」に建設することが最適と判断しました。

耐力度調査の結果

建設予定地である現美幌小学校の校舎等の状態を把握するため「耐力度調査」を実施しました。耐力度調査とは、建物の「構造耐力」、経年による部材の劣化や耐力低下を評価する「健全度」、地盤や積雪寒冷地域などから評価する「立地条件」を総合的に評価し、建物の老朽度を数値化する調査です。
- 調査の結果、美幌小学校の校舎・体育館ともに安全性の判断基準となる4,500点を上回る結果となりました。
- 建物の状態は概ね良好で、今後も適切な管理を継続すれば約25~30年間は使用が可能です。
整備手法

耐力度調査の結果などを踏まえ、現美幌小学校校舎を増築・改修することにより、経済性に配慮した整備とします。国の補助金を最大限活用するとともに、財政措置のある有利な条件の地方債(借金)を活用するなど、町の実質的な負担(一般財源)を抑制し将来世代への負担が過度に大きくなることのないよう財源確保に努めます。
- 美幌小学校以外の既存の4校は、国の補助金を活用した解体を視野に入れながら、全国の活用事例等を参考に有効利用のあり方について検討を進めます。
- 現美幌小学校敷地にある「かしわの木」は、1900年(明治33年)に美幌町の学校教育がスタートした場所に自生し、美幌町文化財に指定されています。このため、「かしわの木」の保全に配慮しながら教育環境の充実を目指す整備に努めますが、子供ファーストで快適に学べる学校づくりに支障を来すと判断した場合は、伐採することも視野に入れ、基本設計の中で検討を重ねてまいります。

概算事業費は総額で83億円(新校舎の延床面積16,000平方メートルの場合)を想定していますが、今後の設計業務で増築校舎の規模や既存校舎の改修内容の精査を行うため、実際の事業費とは異なる可能性があります。
- 基本設計・実施設計関連費として3億円。
- 建設工事費として既存校舎改修分18億円、増築分49億円、プール等解体・外構分6億円の合計73億円。
- 工事監理費などその他経費として7億円。
- 上記のほか、美幌小学校以外の4校の施設を全て解体すると仮定した場合、解体費は最大で28億円。
建設に係るスケジュール
次のスケジュールを予定していますが、現段階の予定であり、整備規模や内容によっては変更になることがあります。

- 令和8年6月~令和9年3月に基本設計。令和9年6月~令和10年5月に実施設計。
- 令和10年9月~令和12年12月に建設工事。建設工事と併せて現管理職住宅・プールを解体。
- 令和13年4月開校予定。開校後に外構工事を実施。
パブリックコメント(意見公募)の実施結果
7件のご意見をいただきましたので、内容と町の考え方をお知らせします。
貴重なご意見ありがとうございました。
・美幌町義務教育学校基本構想(案)に対するパブリックコメント(意見公募)手続の実施結果 [PDFファイル/323KB]
パブリックコメント(意見公募)の内容
| 政策等の案の名称 |
美幌町義務教育学校基本構想(案)
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| 意見等の提出期間 |
令和7年12月16日(火曜日)~令和8年1月26日(月曜日)
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| 趣旨・背景 |
美幌町では、小中一貫教育の推進にあたって、令和13年度に施設一体型の義務教育学校の開校を目指し準備を進めています。美幌町が目指す小中一貫教育や義務教育学校の整備についての基本的な考え方を「美幌町義務教育学校基本構想」としてまとめるものです。
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| 関連資料 |
美幌町義務教育学校基本構想(案)
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案・関連資料の閲覧
及び配付場所
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美幌町教育委員会 学校教育課総務グループ
(美幌町役場2階18番窓口)
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意見を提出できる方
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- 町内に住所を有する方
- 町内に通勤又は通学をしている方
- 町内に事務所を有する法人、その他の団体
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意見の提出方法
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- ご意見は、書面の持参、郵送、ファックス、電子メールのいずれかの方法でご提出ください。
- 口頭でのご意見は受付しておりません。
- ご意見には、「お名前」「ご住所」「お電話番号」を必ずご記入ください。
- 法人等の場合は、併せて「名称」「所在地」をご記入ください。
- 意見の提出様式は自由ですが、次の様式をご用意していますので、ご利用ください。
意見書(Wordファイル) 意見書(PDFファイル)
書面の持参、郵送、ファックス、電子メールでのご意見の提出先
【美幌町教育委員会 学校教育課総務グループ】
〒092-8650 網走郡美幌町字東2条北2丁目25番地
Fax:0152-72-4869(Tel:0152-77-6556)
電子メール:ksoumug@town.bihoro.hokkaido.jp
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その他
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- 提出されたご意見については、町の回答とあわせて、美幌町ホームページ、担当窓口で公表しますが、氏名、住所、電話番号・Fax番号は個人情報保護により公表しません。
- お寄せいただいたご意見に対する個別の回答はいたしませんので、ご了承ください。
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<外部リンク>
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